アプトロニム(英:Aptronym)とは、偶然その人物の特徴(地位や職業など)を表す人名である。アプトニム(Aptonym)やユーオニム(Euonym)とも。
概要
ブリタニカ百科事典では、「Aptronym」は作家フランクリン・P・アダムスによる造語で、「Patronym(父称)」を適切という意味の形容詞「apt」が含まれるように並べ替えたものとされる。また、オックスフォード英語辞典によると、1921年の辞書にはすでに立項されており、「職業を示す姓(例:ガラス職人のグラス氏)」という語釈がつけられていた。
心理学者のカール・グスタフ・ユングは著書『Synchronicity』のなかで「人名とその人の特徴との間には、とても奇妙な偶然の一致が見られるときがある。」と述べている。
アプトロニムとは反対に、その人の特徴と対義になっている名前を指すものはイナプトロニム(英:Inaptronym)といい、ワシントン・ポストの記者ジーン・ウェインガーテンによって提唱された。
アプトロニムの例
ここでは日本語版記事がウィキペディアに存在する人名を中心に例を挙げる。
日本語同士で関連があるもの
外国語同士で関連があるもの
日本語と外国語で関連があるもの
イナプトロニム
関連項目
- -onym
参考文献



