ビロウドツリアブ(ビロウド吊虻、学名:Bombylius major Linnaeus, 1858)は、ハエ目ツリアブ科Bombylius属に分類される昆虫の1種。
特徴
全長7-11 mm。3月から6月にかけて、吸蜜のためにホバリングしている様子が見かけられる。幼虫はヒメハナバチ類の幼虫に寄生する。
昆虫の中でもとりわけ長い口を持ち、非常に長い距のナガハシスミレなどに吸蜜に訪れる。
分布と生育環境
ヨーロッパ、アジア、北アメリカの温帯の地域に分布する。
日本では、北海道、本州、四国、九州に分布する。平地から亜高山帯にかけて普通に見られる種。
脚注
参考文献
- 多田多恵子『したたかな植物たち―あの手この手のマル秘大作戦』エスシーシー、2002年3月1日。ISBN 978-4886479228。
- 槐真史(編) 編『日本の昆虫1400』伊丹市昆虫館監修、文一総合出版〈ポケット図鑑②トンボ・コウチュウ・ハチ〉、2013年5月31日。ISBN 978-4-8299-8303-4。
関連項目
- ツリアブ
外部リンク
- ビロードツリアブの標本 大阪府立大学
- ビロードツリアブ 岐阜大学教育学部理科教育講座
- ビロードツリアブ 広島大学デジタル自然史博物館




