長興寺(ちょうこうじ)は、長野県塩尻市にある曹洞宗の寺院。山号は青松山。本尊は釈迦如来。信州七福神の毘沙門天札所。

歴史

大永7年(1527年)に洗馬荘地頭の三村忠親によって、信濃三村氏の菩提寺として創建された。永禄4年(1561年)武田信玄が制札を掲げ、寺中門前での乱暴狼藉を禁じた。また越前国の心月寺の末寺となり、總持寺の應總藝禅師が諸弟子を伴い、数多の経巻仏典を捧持して入った。元亀元年(1570年)に信玄が、天正3年(1575年)に武田勝頼がそれぞれ寺領を安堵した。

江戸時代には慶安2年(1649年)に徳川家光が寺領15石を寄進して以来、歴代徳川将軍家の朱印状を受け、学問寺として栄えたが、1908年(明治41年)に火災により本堂を除き全てを焼失した。大正時代に再興され、現在も寄進状など古文書が多く残る。

境内

  • 本堂
  • 山門 - 1828年(文政11年)の建立
  • 鐘楼
  • 庭園(市指定名勝)

交通アクセス

  • JR中央本線洗馬駅から塩尻市地域振興バス洗馬線「長興寺前」下車すぐ。
  • JR中央本線塩尻駅から車で約10分。

寺院周辺

  • 沓沢湖
  • 釜井庵 - 菅江真澄が滞在した。本洗馬歴史の里資料館内。
  • 東漸寺

参考文献

  • 『信州の文化シリーズ 寺と神社』1981年 信濃毎日新聞社
  • 『探訪 信州の古寺 禅宗』1996年 郷土出版社

外部リンク

  • 塩尻市観光協会

長興寺 豊田市/愛知県 Omairi(おまいり)

青松山 長興寺 塩尻市観光協会

長興寺 豊田市/愛知県 Omairi(おまいり)

青松山 長興寺 塩尻市観光協会

塩尻周辺 長興寺山 2008年12月21日