織田 信之(おだ のぶゆき)は、江戸時代中期から後期にかけての旗本。通称は豊五郎、式部。
生涯
高家旗本・織田信栄の長男として誕生した。初名は信将。
寛延2年(1749年)12月15日、9代将軍・徳川家重に御目見する。明和4年(1767年)8月21日、父・信栄の蟄居隠居により家督を相続する。明和事件の処罰として、高家旗本から普通の旗本に降格となる。寄合に所属する。天明5年(1785年)、高家肝煎六角広孝・同中条信復らを通じ、高家への復帰を働きかけ、天明6年(1786年)5月2日、高家に復帰する。ただし、高家職に登用されることはなかった。
文化2年(1805年)11月24日、隠居して長男の信味に家督を譲る。文化4年(1807年)6月10日、死去。享年79。
系譜
子女は3男5女。
- 父:織田信栄
- 母:不詳
- 正室:木下利潔の娘
- 長男:織田信味
- 生母不明の子女
- 三男:津田紀長
- 次女:榊原長栄室



