西光寺(さいこうじ)とは東京都調布市上石原にある天台宗の寺院である。山名は長谷山聖天院。本尊は阿弥陀如来三尊。三十三応現身像(寺は「観音三十三身像」と表記)が有名である。
西光寺の阿修羅身像について
西光寺の阿修羅身像は本来弓と矢を持つ二臂が空をささえる表現を取っている。この阿修羅身像は日月を持っているため四臂が空に向かって掌を広げている(残りの二臂は合掌している)。すぐれた表現美のため調布市ホームページではスケッチ画ながらも三十三応現身像の代表として載せている。なお、西光寺の三十三応現身像は「江戸の彫刻の中でも最高級の彫技がみられる」という。旗本の長谷川氏が「天下御泰平国土御安全」のために、元禄11年(1698年)に寄進したという。
文化財
- 観音三十三身像(市指定文化財)
- 木造大日如来坐像(市指定文化財)
- 鐘楼仁王門(市指定文化財)
刊行物
- 長谷瑞英『蓮花の水に在るが如し:法華経説話 再発行』2009年
交通アクセス
- 京王線西調布駅北口から徒歩4分
脚注
参考文献
- 「上石原宿 西光寺」『新編武蔵風土記稿』 巻ノ93多磨郡ノ5、内務省地理局、1884年6月。NDLJP:763989/13。
- “西光寺の「観音三十三身像」”. 調布市ホームページ. 2016年11月23日閲覧。
- “調布市内の指定・登録文化財一覧”. 調布市ホームページ. 2020年2月24日閲覧。
外部リンク
- “長谷山聖天院西光寺”. 天台宗東京教区 (2008年2月8日). 2021年2月24日閲覧。




