キサンガニ(Kisangani)は、コンゴ民主共和国の北東部に位置する交易都市。ツォポ州の州都である。人口は約160万人である。
歴史
古くからアラブ人の通商地であった。1882年に、探検家のヘンリー・スタンリーがキサンガニ宿駅の名で再建設し、1898年には彼にちなんで スタンリーヴィル(Stanleyville)と改称された。
1960年に、コンゴ動乱の際に反帝民族主義を掲げたルムンバ首相派の臨時政府が置かれたことがある。また、1964年9月には、コンゴ人民共和国の革命政府が国家樹立を宣言し、この地を首都としたものの、11月にはコンゴ民主共和国のカサブブ政府軍によって陥落した。
1966年に、旧名のキサンガニに戻された。
地名由来
「川の中」の意。
地理
コンゴ川(ザイール川)中流にあるボヨマ滝(スタンリー滝)の下流北岸に位置する。標高は415mである。
気候
行政区画
キサンガニはKisangani、Kabondo、Lubunga、Tshopo、Mangobo、Makisoの6つのコミューンからなる。
経済
コンゴ民主共和国において東部の重要な経済拠点である。
交通
空港
- バンゴカ国際空港
- Simisini Air Base
河川交通
コンゴ川を使用した河川交通の終着点である。
鉄道
キサンガニ駅
道路
- トランス・アフリカ・ハイウェイ 8号線
教育
- キサンガニ大学
- Université de Cepromad
スポーツ
キサンガニにはいくつかのサッカーチームがある。
- CS Makiso
- TS Malekesa
- AS Nika
サッカースタジアムとしてStade Lumumbaがある。
出身者
- Georges Alula
- Jean Bamanisa Saïdi
その他
ER緊急救命室の第9シーズンにおいて、主要登場人物の2名(ルカ・コバッチュとジョン・カーター)が非政府組織の一員としてキサンガニに着任し、医療奉仕活動に従事するエピソードがある。
関連項目
- パトリス・ルムンバ
- ルアラバ川
脚注
外部リンク




