SC鳥取ドリームス(エスシーとっとりドリームス、英: SC TOTTORI DREAMS)は、鳥取県米子市にホームを置くサッカークラブ。
概要
2004年、SC鳥取の新たな活動方針として“サッカーを愛する様々なメンバーの集う「サッカーファミリー」の形成”が謳われ、クラブの前身である鳥取教員団時代のメンバーや、中国リーグ時代に所属したメンバーなどで結成。その後、プロ化してガイナーレ鳥取となった際にチームを退団した選手が相次いで加入した。そのため、チームカラーはガイナーレのものではなく、SC鳥取時代の濃い緑となっている。
この経緯から「ガイナーレのOBチーム」と称されることが多い。ただし、現在はガイナーレ(若しくは、前身のSC鳥取)に入団経験を持たない選手も多数在籍している。また、チーム紹介などはガイナーレ鳥取の公式サイト内にあるが、ガイナーレ鳥取のセカンドチームではなく、ファミリーチームの一つ、という位置付けで紹介されている(ただし2018年以降更新は停止している)。
また、かつてはSC鳥取 / ガイナーレ鳥取同様に背番号5が欠番だったが、2015年以降は使用している。
チーム名の「ドリームス」は、映画「フィールド・オブ・ドリームス」が語源である。
歴史
- 2004年:チーム結成。鳥取県社会人選手権・因幡FC戦でデビュー(2-2ののちPK戦で敗れる)。
- 2005年:SC鳥取がJリーグへの挑戦を正式表明。この時、ドリームスは中国リーグに参入しうるレベルに強化することも発表された。
- 2007年:ガイナーレ鳥取としてプロ化したのを受けて、仕事の都合などで退団した有力選手が多数加入。
- 2008年
- 鳥取県リーグ2部へ参入。全勝・無失点で優勝。1部昇格。
- 天皇杯出場権を懸けた鳥取県サッカー選手権決勝大会の決勝戦でガイナーレと対戦し、先制するも1-2で敗れる。
- 2009年
- 第89回天皇杯に鳥取県代表として初出場(1回戦でカマタマーレ讃岐(香川県代表)に0-1で敗れる)。
- 鳥取県リーグ1部でも圧倒的な強さを発揮し、2試合を残して優勝を決めた(最終的には無敗・無失点での優勝)。
- 第33回中国地域県リーグ決勝大会では初戦でSC松江に敗れる。
- 2010年
- 鳥取県リーグ1部で2連覇を達成(無敗)。
- 第34回中国地域県リーグ決勝大会は2回戦で再びSC松江に敗れる。
- 第46回全国社会人サッカー選手権大会初出場。1回戦で藤枝MYFCを4-2で破り、全国大会初勝利。
- 2011年
- NPO法人やまつみスポーツクラブが運営主体となり、ユニフォームの胸部分に初めてスポンサーがついた。
- 鳥取県リーグ1部では最終節で元気SCを下し、逆転で3連覇(無敗)を達成。
- 第35回中国地域県リーグ決勝大会でも2試合で16得点無失点と圧勝し、中国リーグ昇格。2008年の鳥取県リーグ参入後、リーグ戦では一度も負けることなく中国リーグへと昇格しており、前述の「中国リーグに参入しうるレベルに強化する」とした目標も現実となった。
- 2012年
- 元ガイナーレ鳥取で地元出身選手でもある釜田佳吾をはじめ、多数の選手が入団。更に、ガイナーレ鳥取に在籍していた西尾崚が登録変更に伴い入団。中国リーグ参戦に備えた体制の強化を図る。
- しかし中国リーグでは苦戦し、勝利は9月のホーム最終戦で挙げた1勝のみ。10位で鳥取県リーグ1部に降格
- 2013年
- 鳥取県トップリーグ優勝。
- 第37回中国地域県リーグ決勝大会1回戦敗退。
- 2014年
- 鳥取県トップリーグ連覇。しかし県リーグ参入後初の敗北を喫した。
- 第38回中国地域県リーグ決勝大会1回戦敗退。
- 2015年
- 米子北高校などから新戦力が加入し、天皇杯鳥取県予選決勝(鳥取県サッカー選手権決勝大会)では2008年以来となるガイナーレ鳥取との対戦が実現したが、0-3で敗れる。
- 鳥取県トップリーグは無敗で3連覇を達成。
- 第39回中国地域県リーグ決勝大会では1回戦でFCバレイン下関、ブロック決勝で広島フジタSCを下し、4年ぶりに中国リーグ復帰。
- 2016年
- 元ガイナーレ鳥取で地元出身選手の住田貴彦が加入。
- 中国リーグは18戦全敗に終わり、鳥取県リーグへ降格。
- このシーズンは全国社会人サッカー選手権大会の予選でPK戦による1勝を挙げたのみであった。
- 2017年:第41回中国地域県リーグ決勝大会決勝戦敗退。
- 2018年
- 鳥取県トップリーグ優勝。
- 第42回中国地域県リーグ決勝大会ブロック決勝敗退。
- 2023年:第47回中国地域県リーグ決勝大会1回戦棄権。
- 2024年
- 鳥取県トップリーグ優勝。
- 第48回中国地域県リーグ決勝大会2回戦敗退。
成績
リーグ戦
天皇杯
- 出場1回(2017年現在)
タイトル
リーグ戦
- 鳥取県サッカーリーグ1部
- 優勝(7回):2009年、2010年、2011年、2013年、2014年、2015年、2018年、2024年
- 鳥取県サッカーリーグ2部
- 優勝(1回):2008年
カップ戦
- 鳥取県サッカー選手権決勝大会(兼天皇杯鳥取県予選)
- 優勝(1回):2009年
- 鳥取県社会人サッカー選手権
- 優勝(1回):2008年
個人別
- 2008年:鳥取県サッカーリーグ2部
- 最優秀選手賞・アシスト王 堀徹也
- 優秀GK賞 清水裕之
- 得点王 小林崇法
所属選手・スタッフ
- 2016年
スタッフ
選手
歴代所属選手
- 塚野真樹 2004-2010
- 山村泰弘 2008-2009
- 赤尾公 2011
- 雨野裕介 2011-2012
- 西尾崚 2012
- 釜田佳吾 2012
- 内間安路 2014、2017
スタジアム
- チュウブYAJINスタジアム
- 米子市弓浜コミュニティ広場
- どらドラパーク米子陸上競技場・球技場
- とりぎんバードスタジアム
- コカ・コーラウエストスポーツパーク陸上競技場・球技場・多目的広場
- 東郷総合運動公園多目的広場
関連項目
- ガイナーレ鳥取
- SC鳥取
- Jリーグ所属クラブの下部組織チーム一覧
出典
外部リンク
- SC鳥取ドリームス(ガイナーレ鳥取公式サイト内)
- やまつみスポーツクラブ



