ルー(フランス語: roux)は、小麦粉をバターで炒めて調理したもの。ルウとも表記される。

概要

デンプンがα化し、各種ソースやカレー、シチューなどの料理のとろみを出す。

伝統的なフランス料理のマザーソースのうち、ベシャメルソース、ヴルーテソース、エスパニョールソースはルーを用いる。

作り方

バターを鍋で熱して溶かし、小麦粉を加える。小麦粉がバターとまんべんなく混ざるようにかき混ぜ、熱の通っていない小麦粉がなくなったら、好みの色味がつくまで加熱することで、とろみと香ばしさのついたルーができ上がる。

種類

白いルー、黄色いルー、茶色いルーに分類されている。加熱時間や火力の調節次第で、白に近いものから色の濃いものまで作ることができ、真っ白なホワイトシチュー用のルーから、茶色く焦げるまで炒めるカレーやガンボ用のルーまで、ソースや料理によって使い分けられる。

市販ルー

小麦粉と油、また調味料(カレー粉、スパイス、食塩など)、スープなどを調理して水分を飛ばし固めた、カレー用の製品が市販されており、これも「カレールー」や「ルー」と呼ばれることがある。同様の製法でシチュー用の製品も作られている。

形状は石けん状に成形されたもの(固形ルー)やペースト状、フレーク状のものがある。これらは前述のハンドメイドで作成するルーに対して調理材料として商品化している事から「市販ルー」と総称される。

市販ルーの製造法の一例

材料

  • 小麦、食用油脂
  • 調味料(スパイスなど)
  • スープ

工程

  1. 焙煎した小麦、食用油脂、調味料とスープをあわせて加熱する。
  2. 水分を飛ばしペースト状になったソースを、石けん状やフレーク状、ペースト状にする。
  3. 冷却し、パッケージに梱包する。

脚注


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ルー

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2023年09月11日深夜ごろに投稿されたremiさんのお題 ボケて(bokete)

「魯肉(ルーロウ)」は、甘辛く煮てありますので、白いご飯に程よく滲んでいたとても美味しいです。